【2026年最新】成長加速化補助金とは?売上100億円目指す企業の大型補助金

更新日:2026年8月25日

【3次公募最新情報】

中小企業成長加速化補助金の3次公募がまもなく始まります。

3次公募への申請を検討している企業は、公募開始を待つだけではなく、100億宣言、投資計画、事業計画、資金調達計画などの準備を早めに進めておくことが重要です。

【こんなことでお困りの経営者のみなさま】

  • 売上を大きく伸ばしたいが、大規模な設備投資の資金が足りない…
  • 工場や物流拠点を新設したいが、資金調達の負担が大きい…
  • 自動化・DX推進で生産性を飛躍的に向上させたいが、コストが高い…

中小企業が飛躍的に成長するためには、大規模な設備投資やIT導入、新規事業展開が不可欠です。しかし、これらの施策には莫大な資金がかかるため、挑戦を躊躇してしまうケースも少なくありません。

こうした課題を解決し、将来的な売上高100億円を目指す成長志向型の中小企業を支援するのが「成長加速化補助金(中小企業成長加速化補助金)」です。

本コラムでは、成長加速化補助金の概要や対象要件、最大5億円となる補助上限額、最新の募集スケジュールまで詳しく解説します。

成長加速化補助金とは?制度の概要と背景

成長加速化補助金(正式名称:中小企業成長加速化補助金)は、売上高100億円を目指す成長志向の中小企業に対し、最大5億円の補助金を交付する大型支援制度です。

「中小企業生産性革命推進事業」の一環として創設され、国内の成長企業の事業拡大や持続的な賃上げ、産業全体の生産性向上を目的とています。

成長加速化補助金はどんな企業が対象?

中小企業成長加速化補助金は、単に設備投資を行いたい企業を対象とする補助金ではありません。

将来的に売上高100億円を超える企業への成長を目指し、そのために大規模な投資を行う中小企業を支援する制度です。

公式資料では、補助対象者について「売上高100億円を目指す中小企業」とされており、これまでの公募では、原則として売上高10億円以上100億円未満の企業が対象とされています。

そのため、次のような企業は、成長加速化補助金の活用を検討する価値があります。

このような企業は要チェック

  • 売上高100億円を目指している
  • 工場・物流拠点などの新設や増築を計画している
  • 生産設備を大幅に増強したい
  • AI・DX・自動化などへの大型投資を予定している
  • 新たな市場への進出や事業規模の拡大を考えている
  • 設備投資を通じて売上高や生産能力を大きく伸ばしたい
  • 投資だけでなく、賃上げや雇用なども含めた成長戦略を描いている

例えば、「老朽化した設備を単純に入れ替えたい」というケースよりも、「新工場を建設して生産能力を大幅に高め、売上を拡大する」「自動化設備を導入して生産性を向上させ、受注拡大につなげる」「大型設備を導入して新市場へ進出し、将来的に売上高100億円を目指す」といった、投資と企業の成長が明確につながっている計画の方が、この補助金の趣旨に合いやすいと考えられます。

また、スタートアップ企業や上場企業についても、売上高100億円を目指す中小企業であることなど、必要な要件を満たせば対象となり得ます。

「1億円以上の投資」が一つの目安

これまでの公募では、補助対象経費のうち、専門家経費・外注費を除いた投資額が1億円以上であることが要件とされていました。

そのため、「100億円を目指しているか」だけでなく、「その成長のために大規模な投資を行う計画があるか」という視点から、自社が制度に合うかを確認することが重要です。

なお、3次公募については現在、公募要領・申請様式が準備中とされているため、上記の要件についても3次公募の公募要領が公開された段階で改めて確認する必要があります。

対象事業者と主な要件

成長加速化補助金の対象となるのは、「売上高100億円を目指す」強い意欲を持つ中小企業です。具体的には以下の要件を満たす必要があります。

  1. 中小企業者であること
  2. 補助対象の投資額が1億円以上(税抜き)であること
    ※建物費、機械装置等費、ソフトウェア費の合算金額(外注費・専門家経費等は除く)。複数拠点での投資も一体的であれば対象。
  3. 申請時までに「100億宣言」をポータルサイトで公表していること
  4. 一定の賃上げ要件等を満たす5年間の事業計画書を策定・実行すること
  5. 日本国内において補助事業を実施すること

事前に「売上高100億円を目指す宣言(100億宣言)」を行うことで、企業の成長ビジョンと計画の実現性をアピールすることが必須となります。

賃上げ要件(今後5年程度の事業計画)

本補助金の申請には、以下の賃上げ要件を満たす事業計画の策定・実行が必須となります。

  • 事業完了後の賃上げ目標:補助事業終了後の「基準年度」から「3事業年度後(最終年度)」までの期間において、従業員の1人当たり給与支給総額の年平均上昇率が4.5%以上(※)となる計画を策定し、達成すること。 (※全国における直近5年間の最低賃金年平均上昇率を基準としています)
  • 【3次公募の重要追加】「足下の賃上げ」に関する注意点:事業完了後の目標設定だけでなく、「応募申請時の直近決算期から補助事業完了(基準年度)までの間」における足下の賃上げ計画も審査評価の対象となります。この期間において「1人当たり給与支給総額の年平均上昇率が物価上昇率を上回る程度」の賃上げ計画がない場合、審査上大きく不利になります。
  • 採択後の従業員への表明手続き:設定した賃上げ目標について、採択決定後から交付決定までの間に全従業員(または従業員代表・役員)へ表明・周知する必要があります。表明が確認できない場合は交付決定が取り消されます。

(※目標未達成の場合や、基準年度の給与額が直近決算期の給料を下回った場合は、補助金の返還を求められる場合がありますのでご注意ください)

補助上限額と補助率

補助上限額:最大 5億円
補助率:1/2

一事業体あたり最大5億円という破格の補助金額が設定されており、工場新設や大型機器の導入といった大規模投資を力強く後押しします。

対象経費と活用イメージ

対象経費の区分

建物費:工場・物流拠点の新設・増築
機械装置等費:生産設備・自動化機器等の導入
ソフトウェア費:DX・AIツール・業務効率化システムの導入
外注費:製品開発や設計等の外注コスト
専門家経費:事業戦略やイノベーション創出のためのコンサルティング費用

主な活用事例イメージ

拠点整備:増産・物流効率化に向けたスマート工場の建設
イノベーション創出:最先端の研究開発設備や試作ラインの導入
DX・自動化推進:AI・産業用ロボット・IoTの導入による劇的な生産性向上

申請の流れ

申請から採択・事業実施までの基本的な手順は以下の通りです。

  1. 「100億宣言」の公募・申請(成長計画の策定)
  2. 補助事業計画書の作成(投資計画、成長シナリオ、資金計画の整理)
  3. 補助金申請の提出と審査(1次:書面審査/2次:プレゼンテーション審査)
  4. 採択・事業実施および報告・精算

申請成功ポイント

大型補助金であるため審査基準は厳格です。申請書作成では以下の4つの視点が重視されます。

① 経営力(成長戦略の明確さ)

  • 自社の強み・課題を踏まえた中長期的な成長シナリオが明確であるか
  • 売上高100億円達成に向けた具体的なロードマップが描かれているか

② 成長性・実現可能性

  • 投資計画(拠点整備・イノベーション創出・DX等)が市場ニーズや成長戦略と合致しているか
  • 事業を実施するための資金調達計画や推進体制が十分に整っているか

③ 投資効果

  • 投資額(1億円以上)に対して、生産性向上や売上・利益拡大の効果が適切に見込まれているか
  • 地域経済やサプライチェーンへの波及効果が期待できるか

④ 【重要】「足下の賃上げ」計画の策定(3次公募より明確化)

  • 事業完了後の賃上げ目標(年平均4.5%以上)に加え、応募申請時の直近決算期から事業完了(基準年度)までの間における「足下の賃上げ計画」も審査で高く評価されます。
  • 最低でも「1人当たり給与支給総額の年平均上昇率が物価上昇率を上回る程度」の賃上げ計画がない場合、審査上大きく不利になります。
  • また、採択後から交付決定までの間に、策定した賃上げ計画を全従業員(または従業員代表・役員)へ表明・周知する手続きが必須となりました。

成長加速化補助金2次公募の採択率・申請状況

項目2次公募
有効申請件数872件
採択件数223件
採択倍率約3.9倍

2次公募では約4社に1社の割合で採択された計算になります。3次公募を検討する企業にとって、2次公募の採択結果や公開された指標は、申請準備の参考になる重要な情報です。

【2026年最新】スケジュール

申請受付開始:2026年9月29日(火)

申請締切:2026年10月29日(木)
採択発表:2027年3月下旬以降

成長加速化補助金の申請には「100億宣言」や「大型投資の具体的な事業計画」が必要となるため、公募開始前の早期からの事前準備が採択への鍵を握ります。

申請サポートを有効活用するコツ

「事業計画書の作成に手が回らない」「100億宣言や専門用語の整理が難しい」とお悩みの場合は、補助金申請の専門コンサルタントを活用するのがおすすめです。

当社では、成長加速化補助金を始めとする多数の大型補助金申請をサポートしています。初回1時間無料でご相談を承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

Q1. 補助対象となる「100億宣言」とは何ですか?

A. 売上高100億円を目指す企業の成長ビジョンや事業計画を、専用ポータルサイト上で事前に公表する手続きです。補助金の申請を行う前に、この宣言を完了させておく必要があります。

Q2. どのような費用が補助金の対象(対象経費)になりますか?

A. 主に以下の費用が対象となります(※投資額が税抜き1億円以上必要です)。

  • 建物費: 工場・物流拠点の新設・増築
  • 機械装置等費: 生産設備・自動化機器などの導入
  • ソフトウェア費: DX・AIツール・基幹システムの導入
  • その他: 外注費や専門家経費(コンサルティング費用等)

Q3. 他の補助金との併用や違いは何ですか?

A. 成長加速化補助金は「売上高100億円を目指す規模の投資(1億円以上の投資)」に特化している点が特徴です。自社の投資規模や成長フェーズに応じた最適な使い分けについては、ぜひ一度ご相談ください。

Q4. 2026年の次回(第3次)公募はいつ頃から始まりますか?

A. 第3次公募の申請開始は2026年9月29日です。事業計画の策定や「100億宣言」など事前の準備に時間を要するため、お早めの準備をおすすめしております。

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まとめ|2026年第3次公募に向けて早めの準備を

最大5億円が補助される「成長加速化補助金」は、売上100億円を目指す企業の成長スピードを劇的に加速させる強力な制度です。

まもなく開始される第3次公募に向けて、事前の「100億宣言」や事業計画策定を今から進めておきましょう。大型投資をご検討中の経営者様は、ぜひお早めにご相談ください。