【第12回】躍進的な事業推進のための設備投資支援事業|申請予約の廃止と「4/30締切」への緊急対策
東京都の助成金「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」の第12回公募がスタートしました。今回の最大の特徴は、「申請予約の廃止」と「非常に短い申請受付期間」です。
これまで以上にスピード感を持った準備が必要です。本コラムでは、最新のスケジュールと実務上の注意点を解説します。
躍進的な事業推進のための設備投資支援事業とは?|概要
まずは基本条件を再確認しましょう。
助成額・助成率
| 事業区分 | 助成率 | 助成額 | ||
|---|---|---|---|---|
| Ⅰ 競争力強化 | 中小企業 | 要件なし | 1/2以内 | 100万~1億円 |
| ゼロエミ要件 | 2/3~3/4以内 | |||
| 賃上げ要件 | 3/4以内 | |||
| 小規模事業者 | 要件なし | 1/2以内 | ||
| ゼロエミ要件 | 2/3~3/4以内 | |||
| 賃上げ要件 | 4/5以内 | |||
| Ⅱ DX推進
Ⅲ イノベーション Ⅳ 後継者チャレンジ |
要件なし | 2/3以内 | ||
| ゼロエミ要件 | 3/4以内 | |||
| 賃上げ要件 | 3/4以内 | |||
| Ⅴ アップグレード促進 | ― | ゼロエミ・賃上げ要件 | 3/4以内 | 1億~2億円 |
対象経費
機械装置、器具備品、ソフトウェアの導入・設置費
解説コラム
詳細については、こちらもあわせてご覧ください。
▶ 東京都助成金|躍進的な事業推進のための設備投資支援事業【第11回募集】概要と申請ポイント整理
【重要】第12回のスケジュールと大きな変更点|躍進的な事業推進のための設備投資支援事業
今回、手続きの流れが変わりました。
① 「申請予約」が廃止
これまで必須だった事前の枠確保(予約)が不要になりました。
- メリット: 予約漏れによる失格がなくなる。
- リスク: 予約による「人数の絞り込み」がないため、締め切り間際のシステム(Jグランツ)混雑は必至です。
② 申請受付期間はわずか「10日間」
今回の受付期間は以下の通り、非常に短いです。
- 受付期間:2026年4月21日(火)〜 4月30日(木)17時まで ゴールデンウィーク直前の非常に短い期間です。書類の不備修正を考えるなら、実質的な勝負は4月24日(金)頃までと見ておくべきでしょう。
間に合わない場合は「次回(第13回)」を視野に|躍進的な事業推進のための設備投資支援事業
「見積書が間に合わない」「事業計画が練りきれない」という場合も、諦める必要はありません。すでに次回の公募予定が発表されています。
- 第13回 申請受付期間(予定):2026年7月14日 〜 7月23日
4月末の締め切りに無理に間に合わせて不採択になるよりは、7月の第13回に向けて、今からじっくりと準備に取り組む戦略的な選択肢です。
令和6年度からの「賃上げコース」継続ルールを再点検|躍進的な事業推進のための設備投資支援事業
令和6年度(第10回〜)より導入された「賃上げコース」による助成率アップ(最大4/5)ですが、実務上は非常に厳格な運用が続いています。
- 助成金の「2分割交付」: まずは通常率分が支払われ、賃上げ達成が確認された後に「上乗せ分」が支払われる「後払い方式」です。
- 「手取り額(差引支給額)」での判定: 額面の昇給だけでなく、従業員の「手取り」が増えている必要があります。社会保険料の変動等も考慮した慎重な設計が求められます。
- 膨大な事務負担: 全従業員(役員除く)の過去12ヶ月分の賃金台帳提出が必要です。
まとめ|躍進的な事業推進のための設備投資支援事業
第12回の締め切りまで時間は限られています。
- gBizIDプライムの有効期限・ログイン確認
- 見積書の有効期限チェックと取得
- 4月30日17時を絶対死守したスケジュール管理
もし今回の申請が難しいと判断された場合は、7月の第13回を見据えた準備を本日より開始することをお勧めします。

