【令和8年度】東京都で医療機器開発に挑戦!最大5,000万円の助成金活用ガイド
「自社のものづくり技術を医療分野で活かしたい」「医療現場のニーズを形にしたい」とお考えの都内中小企業の皆様
東京都による強力なバックアップ制度「医療機器産業参入促進助成事業」の令和8年度(第1回)募集がスタートしました。
本助成金は、製品化に向けた高いハードル(薬機法対応や臨床評価など)を乗り越えるための「資金」と「ノウハウ」を同時に得られる、非常にメリットの大きい支援策です。
助成金の概要と2つの支援メニュー|東京都医療機器産業参入促進助成金
本事業には、プロジェクトの進捗度合いに応じた2つのコースが用意されています。
医療機器等事業化支援|助成限度額・助成率
開発から事業化までを対象とした助成金です。開発から承認申請、製品化までが対象となります。
助成限度額:5,000万円
助成率:2/3以内
助成期間:5年以内
医療機器等開発着手支援|助成限度額・助成率
開発初期に利用できる助成金です。初期試作やコンセプト検証などが対象となります。
助成限度額:500万円
助成率:2/3以内
助成期間:1年以内
対象となる企業の条件(連携が必須)|東京都医療機器産業参入促進助成金
この助成金は「単独」ではなく、「連携体(チーム)」での申請が基本となります。
- 都内中小企業等:東京都内に本店または支店があること。
- 医工連携の体制:
- ものづくり企業(高い技術力を持つ企業)
- 医療機器製販企業(販売ルートや薬事ノウハウを持つ企業)
- 医療機関等(臨床ニーズの提供や評価を行う機関) これらが連携して、ひとつの製品開発に取り組む必要があります。
対象経費は?|東京都医療機器産業参入促進助成金
本助成金では、医療機器の開発から製品化までに必要な幅広い経費が対象となります。
- 原材料・副資材費:試作開発に必要な材料の購入費
- 機械装置・工具器具費:開発・検査に必要な専用機器の購入・借用費
- 委託・外注費:設計、加工、試験分析、薬事申請コンサルティングなどの外部委託費
- 専門家謝金:医師や薬事アドバイザー等への指導協力費
- 直接人件費:研究開発に従事する従業員の給与(※上限あり)
- その他:特許出願費用、展示会出展費(事業化支援コースのみ)など
注意点: 助成対象となるのは「交付決定日」以降に発注・支出したものに限られます。
どんなことに使える?(活用イメージ)|東京都医療機器産業参入促進助成金
具体的にどのようなプロジェクトが想定されるか、例を挙げてみましょう。
- 精密加工技術の転用: 自動車部品で培った微細加工技術を使い、低侵襲な(体への負担が少ない)新しい手術器具を開発。
- センサー技術×リハビリ: 独自のセンサー技術を、脳卒中患者の歩行訓練をサポートするリハビリロボットに組み込み、臨床データに基づいた製品化を目指す。
- 既存製品の医療用改良: 工場用の画像解析ソフトを、診断支援用のAIソフトとして医療機器向けに再構築し、薬事承認を取得する。
申請の流れ|東京都医療機器産業参入促進助成金
本助成金は、いきなり書類を出して終わりではなく、段階を踏んだ丁寧な審査プロセスがあります。
- 事前相談・情報収集(東京都医工連携HUB機構など)
- 事前ヒアリングシートの提出(※必須ステップ)
- 事前ヒアリングの実施(事務局による要件確認)
- 本申請(Jグランツによる電子申請)
- 書類審査(一次審査)
- 面接審査(二次審査)
- 交付決定(ここから助成対象期間スタート)
スケジュール
具体的な日程は以下の通りです。
令和8年度(2026年度) 第1回
- ヒアリングシート提出期間:2026年2月13日(金) ~ 3月23日(月)
- 事前ヒアリング実施期間:2026年2月17日(火) ~ 3月31日(火)
- 本申請受付期間:2026年4月1日(水) ~ 4月14日(火)
- 審査結果:2026年9月上旬
まずは「事前ヒアリング」から|東京都医療機器産業参入促進助成金
この助成金において重要なのが、現在募集中(2/13〜3/23)の「事前ヒアリング」です。
これは本申請に進むための「必須条件」となっています。ヒアリングでは、事業計画が助成金の主旨に合致しているか、連携体制が整っているかなどが確認されます。
現在、事前ヒアリングを募集中です。 「まだ計画が固まりきっていない」という段階でも、まずはヒアリングシートを作成し、事務局へ相談することをお勧めします。専門家からの視点が入ることで、プロジェクトの実現性がより高まるはずです。
まとめ|東京都医療機器産業参入促進助成金
医療機器業界は参入障壁が高いと言われますが、こうした行政の支援制度をフル活用することで、リスクを抑えた挑戦が可能です。
「自分の技術が対象になるのか?」「連携相手はどう探せばいいのか?」といった不安がある場合は、東京都医工連携HUB機構などの相談窓口も併せて活用することをお勧めします。
まずは「ヒアリングシート」の準備から始めましょう!

