商店街に新たな風を——「若手・女性リーダー応援プログラム助成事業」「商店街起業・承継支援事業」で叶える地域密着の起業

東京都内で「自分のお店を持ちたい」「地域に貢献したい」と考えている方へ

都内の商店街での開業を支援する【商店街起業・承継支援事業】および、特に若手や女性リーダーを応援する【若手・女性リーダー応援プログラム助成事業】の活用を検討されてみてはいかがでしょう?

東京都内で「自分のお店を持ちたい」「地域に貢献したい」と考えている方にとって、非常に心強い助成制度です

・どんな助成金制度なの?

・いくらもらえるの?

・助成金をもらうには?

どんな助成金制度なの?

都内商店街で、新たに店舗を開業しようとする方を支援することで、商店街の活性化を図ります。店舗の工事費等、経費の一部を助成することで、開業初期の費用負担軽減となる支援制度です。

「若手・女性リーダー応援プログラム助成事業」「商店街起業・承継支援事業」の2つがあり、公益財団法人東京都中小企業振興公社が実施してます。

いくらもらえるの?

「若手・女性リーダー応援プログラム助成事業」

上限額と補助率は次の表の通りです。

3年目までの店舗賃借料も含め、助成限度額は844万円です。

「商店街起業・承継支援事業」

上限額と補助率は次の表の通りです。

こちらの助成限度額は694万円です。(3年目までの店舗賃借料含める)

「若手・女性リーダー応援プログラム助成事業」「商店街起業・承継支援事業」2つの違いは?

どちらも、東京都内の商店街に開業する方が対象で、違いは対象者と申請区分の範囲が異なることです。

「若手・女性リーダー応援プログラム助成事業」

対象者、申請区分が限定的であり、

より商店街の活性化に寄与する役割や期待値が高いものです。

「商店街起業・承継支援事業」

対象者が幅広く申請区分も3つから選択できます。

どんな経費が対象になるの?

事業所整備費 : 店舗新装・改装工事費、設備・備品購入費、宣伝・広告費

店舗賃借料 : 3年目まで

店舗賃借料を3年目まで助成されるなど手厚い支援が特徴です。

過去の採択例は?

「若手・女性リーダー応援プログラム助成事業」では

  • 料理店に勤めていた方が独立を決心し、地元の商店街で開業。
  • 古民家を改装して、和文化が体験できるお店を開業。

などがあります。

「商店街起業・承継支援事業」では

「長年続いてきた日本茶のお店を継承するにあたり、全面改装してその費用を助成してもらった。」

など、開業だけでなく事業継承や多角化も選べて幅広く活用できるものです。

採択された方は、商店街での出店に対し、目的や情熱を持って開業をしています。

助成金をもらうには?~申請方法、スケジュールなど

申請の流れは以下の通りです。(助成金は後払いです)

商店街から出店の確認をとる

工事の見積もりや図面作成備品の選定

申請

書類審査・面接審査

 約4カ月

採択結果発表(交付決定)

開業

    2025年度の募集スケジュール

    第1回:2025年4月7日~4月28日 17:00必着

    第2回:2025年6月23日~7月14日 17:00必着 (2025年11月1日以降開業の方)

    第3回:2025年9月18日~10月9日 17:00必着(2026年2月1日以降開業の方)

    申請のコツは?

    申請書類を作成する際に意識すべき評価ポイントは以下の通りです。

    1. 実現可能性のある事業計画を立てよう

    店舗のコンセプト、ターゲット顧客との一致、立地の選定などを明確にし、自分の経験やスキルを踏まえて「なぜこの事業が成功するのか」を具体的に伝えましょう

    2. 無理のない資金計画とスケジュール

    資金調達の根拠や売上予測、販促方法を明記。開業までのスケジュールが現実的か、根拠があるかが問われます。

    3. 商店街とのつながりをアピール

    商店街のイベントや活動への参加意欲、他店舗との連携企画など、「地域とともに歩む姿勢」が重要な評価ポイントです。

    4. 起業家としての適性もチェックされる

    知識・経験・意欲・人脈など、経営者としての「資質」も評価対象です。自分の強みを具体的にアピールしましょう。

    5.【若手・女性リーダー応援プログラム】ならではのポイント

    • 競合との差別化や創意工夫
    • 商店街内でのリーダーシップ発揮への意欲

    たとえば、「地元野菜を使った飲食店で地産地消に貢献」「商店街WEBサイトの立ち上げを提案」など、他にはない独自の取組が評価されやすくなります。

    まとめ

    この助成制度を活用して開業した方々は、ただ店を出すだけではなく、地域に愛され、商店街の中心的存在として活躍しています。

    • 商店街のイベントを企画
    • 他店舗と協力してスタンプラリーを開催
    • キャッシュレス導入を推進
    • 地元住民と朝の清掃活動を継続

    こうした活動が、地域とのつながりを深め、商店街の持続的な発展につながっています。

    「ただの起業」ではなく、「地域とともに育つ起業」を目指す方にこそ、この制度はおすすめです。あなたのアイデアと情熱を、東京の商店街でカタチにしてみませんか?

    都内で起業を検討中の方はこちらもご覧ください。こちらも、店舗の賃借料などが助成される制度です。

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