ものづくり補助金3つの枠「省力化(オーダーメイド)枠」「製品・サービス高付加価値化枠」「グローバル枠」
2024年8月7日のコラムで「ものづくり補助金」についてご紹介しました。
「ものづくり補助金」は、生産性向上のための設備投資や技術開発に対して支給される補助金です。
事業の目的によって異なる3つの枠が用意されています。
今回はこの3つの枠
「省力化(オーダーメイド)枠」、「製品・サービス高付加価値化枠」、「グローバル枠」
についてご紹介します。
省力化(オーダーメイド)枠
人手不足解消のため、企業が省力化を進める設備投資や技術導入を支援するものです。
具体的には、企業の生産ラインにおける自動化や機械化を進めるための投資が対象となります。
(18次公募要領より)
補助率は?
中小企業の場合は1/2です。
小規模事業者には補助率が2/3になる場合があります。
補助金額が1,500万円を超える分は補助率が変わります。
補助金額は?
上記の表の通り、従業員数によって上限額が変わります。
従業員数100人以上だと最大8,000万円(特例により1億円)です。
製品・サービス高付加価値化枠
企業が新しい製品やサービスを開発し、付加価値を高めるための取り組みを支援するための枠です。
特に競争力を高めるために新しい技術を活用し、製品やサービスの品質向上や新たな市場開拓を目指す企業に対して補助金が支給されます。
この枠には、通常類型と成長分野進出類型の2つがあります。
通常類型について
製品やサービスに付加価値をつけるため
新技術の導入や新規製品・サービスの開発を通じて
設備投資やシステム導入を支援するものです。
新たな設備やシステムを導入するための経費が補助されます。
単に設備・システムを導入するにとどまり、製品・サービスの開発を伴わないものは該当しません。
(18次公募要領より)
補助率は?
中小企業の場合は1/2です。
小規模事業者は2/3補助される場合もあります。
補助金額は?
上記の表の通り、従業員数によって上限額が変わります。
21人以上だと、最大1,250万円(特例により2,250万円)です。
成長分野進出類型(DX・GX)について
成長が期待される分野に進出したい企業を支援することを目的としています。
具体的には、次世代技術(例えば、AI、IoT、ロボティクス、再生可能エネルギー、医療・ヘルスケア分野など)や、
新しい市場(例えば、環境技術、DX(デジタルトランスフォーメーション))に進出する企業が対象です。
(18次公募要領より)
補助率は2/3です。
補助額は上記の通り従業員数により変わります。
最大で2,500万円(特例で3,500万円)です。
グローバル枠
- 海外への直接投資に関する事業
- 海外市場開拓(輸出)に関する事業
- インバウンド対応に関する事業
- 海外企業との共同で行う事業
のいずれかの海外事業を実施し、国内の生産性を高める取組みに必要な設備・システム投資等を支援する枠です。
(18次公募要領より)
補助率は、
中小企業の場合は1/2で
小規模事業者だと2/3です。
補助金額の上限は3,000万円です。
対象経費や対象となる事業者については、こちらのコラムをご覧ください。
前回の18次公募は令和6年3月27日(水) に締め切られております。
詳しくはこちらをご覧ください。
公募要領について|ものづくり補助事業公式ホームページ ものづくり補助金総合サイト (monodukuri-hojo.jp)
申請のポイントは…
補助金の目的に合った事業計画書の作成が求められます。
審査の際、計画の実現可能性が重要視されます。
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