ドローン×観光で最大500万円の助成!東京都「ドローンを活用したツアー造成等支援補助金」とは?
近年、映像技術の進化とともに注目を集める「ドローン」。観光や教育、福祉など様々な分野での活用が進む中、東京都では2025度に「ドローンを活用したツアー造成等支援補助金」の公募を開始しました。

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この補助金の特徴は?――ドローンを活用したツアー造成等支援補助金
本補助金のポイントは、「ドローンを使った旅行商品を開発・実施する取組を支援する」という点です。
特に注目されているのは、次のような新しいツアー形態です。
- 高齢者や障害者が施設にいながらドローンを遠隔操作して観光地を体感する「遠隔体験型旅行」
- 実際に現地に赴いて、ドローンを操作しながら観光する「訪問体験型旅行」
技術の活用により、移動が難しい方も旅行を楽しめる“アクセシブル・ツーリズム”の推進が狙いです。
どんな事業者が活用できるの?――ドローンを活用したツアー造成等支援補助金の対象事業者
対象は以下のような旅行業の登録を受けた東京都内の事業者です。
- 東京都知事登録の第2種・第3種旅行業者、地域限定旅行業者
- 東京都内に主たる営業所を置く第1種旅行業者
つまり、観光業に限られます。
高齢者施設などの福祉事業者単体での申請はできません。
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いくらもらえるの?――ドローンを活用したツアー造成等支援補助金の補助上限額と補助率
補助上限額:1旅行商品当たり500万円
補助率:3分の2以内
どんな経費に活用できるの?――ドローンを活用したツアー造成等支援補助金の対象経費
1.商品造成経費(企画費)
現地調査に係る経費
・旅費、宿泊費、観光施設等入場料、コンテンツ利用料、現地ガイドに係る費用
・現地調査において、ドローンパイロット、ドローン飛行補助員
に委託した経費
・外部専門家へのドローン飛行に関する相談に係る謝金
ニーズ調査に係る経費
受入体制整備に係る経費
ドローンの操作体験に係るシステム構築の外注、クラウド利用、ソフトウェア導入等に係る経費
2.商品販売経費(広告宣伝費)
広告掲載に係る経費
広報ツール作成に係る経費
3.商品運営経費(運営費)
ツアー催行において必要となる経費
・ツアー行程内でのドローン操作体験に係る機器レンタル代、輸送費、施設搬入費、設置費、会場費、体験に係る費用
・ツアー行程内での観光コンテンツの企画・実施をイベント会社等に委託する経費
・保険などドローンの航行やアクセシビリティにおける安全性の保障に係る経費
スタッフ手配に係る経費
なお、備品購入や飲食費、消耗品、メンテナンス費などは補助対象外です。
不安な“法規制や技術面”も支援あり
「ドローンって飛ばすのが難しいのでは?」「許可はどう取れば?」といった不安に対して、東京都は以下のような技術支援やアドバイスも実施します。
- ドローン飛行に関する法令順守や安全確保の相談対応
- 関係機関との調整サポート(※実務は申請者)
補助金をもらうには?――ドローンを活用したツアー造成等支援補助金の申請の流れとスケジュール
申請の流れ
【交付申請】電子申請(jGrants)または郵送により申請。
【審査】書類+面接の2段階
【交付決定】
【事業実施】交付決定後~2026年3月31日まで
【実績報告】実施終了後30日以内、または2026年4月10日まで
【補助金支払い】報告書提出後、確定額が振込されます
スケジュール
[申請受付期間]2025年5月9日(金)から2025年8月 29 日(金)まで(必着)
[審査結果]審査は受付期間内に都度実施され、結果は申請書類の受領から1カ月後程度
※受付期間中であっても、申請額が予算額に達した時点で申請受付を終了します。
まとめ――ドローンを活用した観光の可能性を広げる一歩に
この補助金は単なる観光支援にとどまらず、移動が困難な人々にも旅行の楽しみを届ける新しい試みです。
ドローンを活用したビジネスモデルを考える上で、非常に実用性の高い制度と言えるでしょう。
観光業に携わる事業者の方は、ぜひ活用を検討してみてください。
東京都公式ページ
▶ https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/tourism/kakusyu/drone-accessibletourism